シューズ担当のスタッフが教える! お子様のファースト、セカンドシューズの選び方

生活全般

少しずつ暖かい日が近づいてくると、よちよちとおさんぽをしているおこさんを見かけることが増えてきます みなさんはどのようにして記念すべき初めてのお靴えらびますか?
長年お子さんの靴選びのお手伝いをしてきた担当スタッフが沢山のお客様の疑問を少しでも解消できるお手伝いができればと日々思っています。
多々質問をされることまとめてみました。

 ファーストシューズはいつから?

皆さんは、ファーストシューズはいつから履かせますか? 履かせたいと思うタイミングは色々とあると思いますが、

・ベビーカーの足元が寒そう(これは冬場よく言われます)
・歩きたがる(ベビーカーから降りたがる)
・公園で遊ばせたい(今までは靴下で過ごしてきたから)
・そろそろ1歳になる(お誕生日プレゼントにしたい)
・つかまり立ちをしている
・家の中では歩いている

皆さんのお子さんはいかがですか? 早い方はつかまり立ちをした時点で、お靴の準備を考えられるようです ではいつから履くのが正解なんでしょうか? 中々「正解はこれです!」と言い切れるものではありませんが お子さん自身の様子はどうでしょうか? 成長するスピードがとても早い時なので、お靴は前もっての準備は必要ありません。

※しっかりと立っちができる頃、またはもう1、2歩あるき始めてきたあたりで準備をされることをお 勧めします(ファーストシューズは歩く前提の靴だから) 小さいファーストシューズはとても可愛く、ついつい早めに準備しておきたくなりますが 履くタイミングを逃さないようにしないといけません。

※お祝いで頂かれた場合も要注意です サイズと履くタイミングが合わなくならない様に、頂かれたものはサイズの把握してください(こちらからも、お伺いはする様にしています) お店に持ってきていただくと履くタイミングと合っているか確認します。

※底の柔らかいタイプのファーストシューズをお持ちの方は、靴というより靴下の延長のような、 履くことに慣れるためと思っておかれるといいと思います 嫌がらなければつかまり立ちくらいからでも履かせてみてください履くことに慣れてくれば、お外用のファーストシューズも嫌がらずに履いてくれるようになります。

 計測

足のサイズってどれくらいのペースで大きくなるかご存じでしょうか? ほとんどのお子さんはだいたい3〜4ヶ月くらいのペースで 0.5〜1cmくらいはあがっていきます。

あっという間に成長していくので、季節が変わればサイズのチェックをオススメしています。

計測はどうやって?

・計測器の上に踵から合わせてしっかりと立ちます
・つまさきをきちんと伸ばして測ります
何も難しいことはしていません
でもお子さんにとってはとても、勇気のいることなんです。
初めての場所で足の自由を一瞬でも奪われてたっちをさせられるので、めちゃくちゃびっくりしてしまい大泣きしてしまうお子さんが多数です。
スタッフは素早く終わらせる様に心がけてはいますが、難しい時がほとんどなので気をそらすお手伝いをお願いしています。初めに大泣きすると、次回も泣くお子さんが多いです。

たっちができない時は?

中敷きを合わせていき判断しています。 履かせたいメーカーが決まっていれば、中敷きをはずせるものなら合わせます。
たまに取れないメーカーもあります。 そんなメーカーはもう履いてつまさきを、靴の上から押してどれくらいの空きがあるのか確認したり歩行の様子で、判断するしかありません。
この中敷きを合わせることも、嫌がるおこさんがが多いのであくまでも目安のサイズなので機嫌良さそうな時にきちんと計測はしてください。
測る箇所は3ヶ所です「長さ・横幅・甲の高さ」ですが 3つともがんばれるおこさんはほとんどいません。
なのでそんな時は長さをメインに計測をしています。

計測ができればそれを元に、サイズは0.5〜1cmくらい実寸より大きめで (メーカーやデザインによって同じサイズでも多少変わる可能性もあります) 選んでください。
それ以降は半年くらいのペースで0.5cmくらいに落ち着くお子さんが多いです。

※たまにお昼寝中のお子さんの計測を言われることがありますが、力が入っていない状態では測れないので中敷きを合わせますが目安にしかなりません。
ですので改めて計測することをお願いします。

選ぶポイントは3つ

計測をしてサイズがわかれば、選ぶポイントはこの3つを見て最適なファーストシューズ選びをしないといけません 。
そんなに歩くわけでないからと大きめサイズを、初めから選ぶことはおすすめはしていません。
その都度ちょうど良いものを履かせてあげてください。

サイズは1番気をつけて選びます

・サイズはメーカーによって同じサイズでも少しずつ基準が違うから
試し履きせずに決めるのは良くない。
・実際に履かせてみて歩く様子を見る事は必須。
(実寸より前後のサイズで試し履きの準備をします)
・余裕がありすぎていないか。

デザインはハイカットが歩き始めたファーストシューズに最適

・理由は足首が固定できて踵をしっかりと安定できる、ハイカットタイプがよちよちさんには歩きやすいと、メーカーは言いますがお子さんによってはローカットが良い場合もありまスリッポンやジッパーは脱ぎ履きはしやすいが、靴の中で足が動くのでファーストシューズには向いていない。
・この頃の足はぷにぷにと柔らかい為、しっかりと履き口が開いて履かせやすくマジックテープ止めができるものが向いている。
・私の経験上、細身のお子さんはハイカットタイプが合わない事もあり、足幅も細くシューズばかり大きくバランスが悪く歩きにくい時もあります。
そういう時は無理せずに、別のデザインで検討してください。
・試し履きをする時は、大人の履かせやすさをチェックする事もお忘れなくスタッフは何度も試し履きのお手伝いをしているので、とてもスムーズにできますが 初めての時は少し難しく感じました。
お子さんのあんよは柔らかく、きゅっと丸める事もありきちんと入っているのかわからない事もあるので大人の方も練習が必要だと思います。
意外と苦戦されて、無理に押し込もうとされる方もいますが練習してください。
※つま先から履かせてかかとが入れば、かかとをとんとんしてください。

ソールの硬さと形状

ファーストシューズは特に歩き始めの練習だったり、靴を履く感覚に慣れるものです。
裸足で歩くように指の付け根のあたりがきちんと曲がる柔らかいソールが理想で、つま先は真っ直ぐではなく少し反り上がっている方が歩きやすいです。
硬く真っ直ぐなソールやつま先だと引っかかり、つまずきも多くなります。
※海外のスポーツブランドのものはファーストシューズに向いてないものもあります。
サイズは大丈夫でもソールが固すぎたりと慎重に選ぶ方がいいと思います。

私はこの3点(サイズ・デザイン・ソールの硬さと形状)に気をつけファーストシューズ選びの接客をしています。

私が勤める店舗で人気があるシューズ

ニューバランス

取り扱い量がとても多くあり、シーズン毎に新作が毎回入荷してきます 回転がとても早いです。
またベーシックなカラーは売れるのも早く欠品することも多々あります。(ベージュ・ネイビー・グレーなどは特に)
ファーストシューズは、ハイカット・ローカットタイプがあり選択肢があり選びやすいです。
夏場は通気性も良くサンダルのように裸足で履けるタイプもあります。
開きが大きく脱ぎ履きが簡単、たまにしか会わないばあばやじいじにもできます。
ファーストシューズのサイズ展開が14cmまであります。
なんといっても家族みんなで親子コーデもできるので余計に人気が高いです。


アシックス

ファーストシューズは、お上品な雰囲気なおばあちゃまになぜか人気が高かく色合いもオールホワイトやゴールドラインなどや淡いピンクやブルーなど、どんなお洋服とも合わせやすいです。
マジックテープをはずすと、大きく開くので脱ぎ履きがしやすいです。
じっとしてくれない時期にちょうどいいです。
たくさん接客させて頂いたお子さんを見ていて、つま先が反っていて、すんなりと1歩が出やすいてなと思いました。
取り扱っていない店舗もありますが、上履きもアシックスにはあります。


イフミー

全然聞いた事ないとおっしゃるお客様も多いですがあまり宣伝などはされていないんじゃないか思います。
低価格ですが決して安かろう悪かろう何てことはなく、とてもコスパが良いメーカーだと個人的に思っています。
土踏まずのアーチ形成を促す機能、歩行のサポート力、快適性、安全性、着脱のしやすさお手入れのしやすさなど機能は充実しています。
イフミーも上履きがあります。

室内履きは必要なの?

「室内履きは必要なの?」こんな質問を時々受けます。
室内であれば裸足でも良いと思いますが、寒い季節はさすがにそういうわけにはいきません。
外出される時に「寒そうなので」と、ファーストシューズを検討されるお客様もいらしゃいますが、 まだたっちを始めたばかりでファーストシューズを、用意するほどでもないお子さんには室内履き良いかもしれません。
今まで裸足で過ごしてきたのに、急に靴を履かされてものすごく戸惑うお子さんがいらっしゃいますが、 機嫌の良い時を見計らって少し履かせてみたり、ベビーカーでのお出かけの時も歩かなくてもは かせるようにして履く習慣をつけてあげてください。
毎日すこしずつ習慣にしていけば、ファーストシューズを履く段階になってもすんなりと移行できると思います。
歩ける様になっても室内履きを履いてるお子さんを見かけることがたまにあります。
しかし、ソールがゴム素材であったり、布地では衝撃が伝わりますので、 なるべくはやくファーストシューズをご用意されることをおすすめします。


季節が変われば次はセカンドシューズへ

「やっと初めての記念すべき1足目を選べたのに、もう次のこと?」と思うかもしれません。
初めての一足から、3〜4ヶ月でサイズは変わります。
暖かくなるとサンダル仕様の靴が、どこの店舗でも並び始めてきます。
通気性も良いので裸足で履けて、濡れても乾きが早い作りになっています。
寒くなるとブーツタイプが並びます。
こんなふうに季節がかわれば、履くものも変わっていきます。
夏頃に履く通気性の良いタイプは裸足でも履くことはできるので、
結構長い期間しっかりと履けます。
※ビーチサンダルタイプ、スッリパタイプはかかとの支えが少ない、よちよちさんは転ぶ可能性を考えるとあまりおすすめはしません。

靴のサイズは3、4ヶ月くらいのペースでサイズが変わることは、ファーストシューズのところでもお 伝えしましたが、 本当にあっという間に変わっていきます。
せめて今履かせている靴のサイズが適正なのか、目安は中敷きが取れるものなら足裏にかかとから合わせていけば分かります。
どれくらい履けるのか、把握しておきましょう。

【要チェック】注目するべきポイントは4つ 、早めにセカンドシューズを!

・ワンシーズンしっかりと履いている
・歩きたがらないし抱っこをすぐにせがむ
・話せる様になってくると「痛い・いや」などの嫌がる言葉がでる
・足をぐいぐいと押し込まないと靴に入らない

日常で思い当たるポイントはありませんか?
セカンドシューズの接客をする時に、計測の前にお客様のお話を聞いていると「もしや!」と思い、このポイントを聞いてみると思い当たる方がチラホラいらっしゃいます。
大人からすると気にもとめない様な事柄ですが、この4つのポイントのうち「ワンシーズンしっかり履いている」以外は当てはまらない方が絶対に良いです。
お子さんも小さいながらちゃんと自分の気持ちを口や態度で表現しているのでなるべく見逃さない様にしてあげてください。
このポイントが当てはまる事が1つでもあればなるべく早めにセカンドシューズを検討してください。1cmくらい小さいサイズを履いてるお子さん、けっこういますよ。
もし自分の靴が1cmも小さいサイズだったらと、考えてみてください 、かなり痛いはずですよね・・
計測のために靴を脱いだ瞬間つま先は丸まっていると要注意です。
サイズが合わないものを履いてる可能性があるので、つま先を丸めているんです。
また爪にも力が入りすぎて変形を助長してしまいます。

4つのポイントに当てはまらないお子さんのセカンドシューズの時期は?

4つのポイントには当てはまらないお子さんのセカンドシューズに変えるポイントは、
・1人でしっかり歩けるようになってきた
・1人でしっかりと走ることもできる
運動量が増えてき始めていると、ソールの柔らかいファーストシューズは逆に衝撃が伝わりすぎるのである程度ソールに硬さがあるセカンドシューズを検討してみてください。

選ぶときはまず、計測からはじめてくださいね。
「少し前に測っているから大丈夫」とおっしゃるお客様がたまにいらっしゃいますが、新しい物にされるならその都度計測しておく方が長く履けるサイズが更新できるかもしれません。
スタッフは決して安価ではないお靴を1、2ヶ月でダメになったと言われると、とても申し訳ないので、少しでも長く履いていただけるように考えています。
こういうスタッフの思いもあり、時間がかかるしめんどくさいと思われるかもしれませんが、お子さんが、ねんねをしていたり嫌がってしまいたっちができない時は無理にはしません。
そういう時は計測用の中敷きを用意しているブランドのもので、合わせて目安のサイズだけはチェックします。
様子をみてたっちを、してくれそうになれば計測します。

どんなのを選びますか?

セカンドシューズもサイズは0.5〜1cm実寸より上で選ぶ方が良いですが、メーカーによって若干変わる可能性があります。
たまに同じメーカーでもデザインによってもたまに変わる可能性もあるのでできるだけ0.5〜1cm実寸より大きいサイズと逆に下のサイズも試し履きすることをオススメします。

デザインはファーストシューズより選択肢は増えてきます。
ハイカットにこだわらなくても、よくなってきますがソールはファーストシューズの時よりは硬さがあります。
1人でしっかりと歩けて走るくらいになってくると支えはそこまで必要ではなくなるので、ローカットのデザインでもよくなってきます。
また、運動量もかなり増えて来る頃だと思います。
子供のお靴は通気性が良い物がほとんどですが、素足で履かせることはオススメしません。
靴の内側の縫い目があたったり擦れたりして、真っ赤になり痛がっているお子さんもいます。
汗をかく量も多いので不衛生になるので暑い季節にはサンダルのように素足で履けるようなものを選んであげてください。
靴下をはいても、もちろんかまいませんし素足で履いて水遊びもできます。
水がソールから抜けやすいようになっていて速乾です。
素足で履く場合若干サイズ感が通常のお靴と違ってくることもあります 計測、試し履きは必須になってきます。

足が全部出てしまうビーチサンダルタイプや、スリッパのようにかかとの支えがないタイプは脱ぎ履きしやすいですが、長時間歩く時などはかなり負担かかるので気をつけてあげてください。
スリッポンタイプもすぽっと入りますが、マジックテープなどの固定するところがないのでサイズを良くみてあげてくださいね。

まとめ

・靴選びをするときは、計測をして実寸を把握する
・実寸がわかれば常に0・5〜1cmくらい上のサイズ
・初めての時はハイカットのタイプから
・ソールの硬さや形状は柔らかめがおすすめ
・試し履きをしてサイズを選んでください (メーカーによって同じサイズでも基準はマチマチです)
・季節が変われば、サイズが上がっていることが多い
・1cmくらい大きくなっていても小さいお靴に押し込めば入ります (押し込まないと入らない時は計測してください)
・注目するべきポイント4つ(もし当てはまる時はなるべく早めにセカンドシューズを検討してください。)

初めてのお靴選びは、わからないことだらけだと思いますが、 大事なのは計測を面倒だとは思わずに必ずしておくことが重要です。
子供の成長するスピードはとても早いので、 常に実寸よりも1cmくらいは、大きめの靴を選び試し履きをしてください。
また、メーカーによって同じサイズでも変わってくることがありますので注意が必要です。
デザイン 重視で選んでしまっているお父さんお母さんが多いのですが、常にお子さんの足の様子に合わ せて選んであげてください。
特に「注目するべきポイント4つ」は実際に私が接客した、お客様から伺った日常の様子をみな さんのヒントになると思いまとめましたので、どれか当てはまる事があるかもしれない時や計測できないときは中敷きで合わせればまだ履けるかの目安になります。
ぜひ参考にしてみてください。

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